医療九条の会・北海道などでつくる実行委員会の主催で、元国連職員として紛争地域で直接武装解除にあたってきた伊勢﨑賢治さん(東京外国語大学教授)の講演会が開かれ、300人が参加しました。
 伊勢﨑さんは紛争地で活動した経験を紹介し、「PKOは安全な活動ではなくなっている。安倍首相がいう後方支援とは、兵站活動にほかならない」と指摘。「非戦闘地域は自分たちの基地の中だけ。紛争地に自衛隊が武装して行ったら、武力行使が起きる」と強調しました。
 日本の役割として「日本にできることはこれまで戦争してこなかった実績を生かし、9条の規定を守って武装せずに紛争地に行き、調停役を担う『国連軍事監視団』が適任だ」と主張しました。
 参加者は、「安倍政権、政府の無知ぶり、恐ろしさを感じました」「自衛隊のPKO活動はいいことで、後方支援もまあ許される範囲だと思っていましたが、今日のお話を聞いて考えさせられることがいっぱいありました」と感想を寄せました。

・講演資料
・案内チラシ

講演会動画(再生時間:2時間10分8秒)

DVDもあります。ご希望の方は事務局まで 011-758-4585(医療九条の会・北海道)