今、憲法九条は瀕死の状態にあります。

　イラクへの自衛隊派兵、有事立法、教育基本法改悪、靖国問題など、憲法九条の精神をないがしろにする政策、法案が九条の呼吸を止めようとしています。

　しかし、九条を守るために加藤周一先生たちがはじめられた「九条の会」および、日本全国、各地、各職域の「九条の会」の活動は日々拡大し、多数の賛同者を得て巨大なうねりを作っています。

　そして、北海道には九条を守るために全力をあげて奮闘された故・箕輪登先生がおられます。私たちは箕輪先生の人生の最後まで闘われた姿を忘れることが出来ません。

　私たち、北海道の医療従事者は、生命を守るものとして、戦争に反対し、憲法九条を死守し、子々孫々にわたり、日本および世界の人々にとっての宝物、憲法九条を語り継ぎ、その心を実践していかなければなりません。

　故・箕輪先生の遺志を引き継ぎ、「九条の会」に連帯し、憲法九条を守るため、一歩一歩仲間を増やし、手を取り合って進もうではありませんか。

　以上をもって、医療九条の会・北海道の設立宣言といたします。